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だから、空を見上げた。
したら、
「うぉお?!」
ガッチャーーーンっ
とか、大きな音を立てて俺が間一髪避けて、もといた場所に落ちて来たのは。
なんか黄緑なんて色した……跡形なく壊れた、壷。
「えぇぇえぇ。」
もう一度、空を見る。
だってよ、ここ、何処かって言えば野原。一面まっぴろな野原。
おかしくね?いや、絶対におかしいから!否定するよ俺は。全てに否定をかける。
「な、なんなんだよ一体………。あ?」
と、その壷の中身と見られる、紙みたいのが目についたんだ。
今思えば、それに触らなきゃ良かったんだよ。そしたらこんな面倒な事にならなかったんだし。
でも、気になるものがあったらとことん気になるのは人のサガ。
俺もつい。
触れてしまったんだ。
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