最高についてた俺の夕方に。

4/6
前へ
/74ページ
次へ
だから、空を見上げた。   したら、 「うぉお?!」 ガッチャーーーンっ とか、大きな音を立てて俺が間一髪避けて、もといた場所に落ちて来たのは。 なんか黄緑なんて色した……跡形なく壊れた、壷。 「えぇぇえぇ。」 もう一度、空を見る。 だってよ、ここ、何処かって言えば野原。一面まっぴろな野原。 おかしくね?いや、絶対におかしいから!否定するよ俺は。全てに否定をかける。 「な、なんなんだよ一体………。あ?」 と、その壷の中身と見られる、紙みたいのが目についたんだ。 今思えば、それに触らなきゃ良かったんだよ。そしたらこんな面倒な事にならなかったんだし。 でも、気になるものがあったらとことん気になるのは人のサガ。 俺もつい。 触れてしまったんだ。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加