同じ青空の下に。

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まず目を開けて目に入ったのは、真っ青な空。 雲が漂う真っ青な空。 「……あぁ?」 その草原で寝っ転がっているのは、ライ。 そよ風に吹かれながら彼は考えた。 何故、自分はここで寝ているのか。 何故、緑の穴に落ちたのに、青空が見えるのか。 そして、何故。 「行くぜぇー、置いていくぞライーー。」 「寝っころがってると素敵モンスターに踏まれるぜー。」 「それ、笑い死に?」 名も知らない男二人に女一人が、俺を見て普通に呼んでいるのか。 だった。
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