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それでも結構長い前奏だったので、また母の座っているはずの席をちらっと見ました。
――あれ? どこ行った?
そこに母の姿はなく。
――まさか!
慌てて電話の方を振り向いた私の視界に――
今まさに電話を取ろうとしている母の背中が!!
「――待って!」
秒速で母の肩を掴み、幸いフロントに繋がるという最悪の事態は免れましたが……。
親が認知症になった時の子供の気持ちを味わえた事件でした。
因みに今も母に認知症の症状は出ていません。あくまでただの天然です(笑)。
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