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「た…楽しいよ!まだ入学したばっかりだけど、と、友達…できたから…!」
嘘だ…でも、くぅ君には心配かけたくない…!
って思ってたのにくぅ君はきっと気づいてる…。だから、腕を掴んだんだ。なんだかこの場から早く去って行きたいと思って、私はくぅ君に、
「わ、私、友達待たせてるから…!もう、行くね!また後で!」
そう言った。
どうしよう…どうしよう…!また教室行ったらきっと心配かけちゃう…!
やっぱまだ友達できてなかったんだって…
そんなことを私は廊下を走りながら思う。
こうなったら…
友達を作るしかない…!
どうやって作るか分かんないけど…
とりあえず…教室に着いてしまった…。
すると、急に話しかけてくれた。…クラスメイトが!
「ねぇねぇ、このクラスの子だよね?」
「う…ん」
「私もこのクラスなの!初めまして、私、飯沼恋花。恋の花って書いて恋花よ。よろしくね。」
「よろ…しく…」
や…やばい…緊張しすぎて上手く言えないよ…!
すると飯沼さんが私に言った。
「えっと…西條さん…だよね?」
「う…うん…!」
「1度でいいから話してみたかったのー!」
これって…また…
しぃちゃんとくぅ君と仲がいい私は、いっつもそう。2人と仲良くなりたいからって私に話しかけてくるんだ。まぁ、大抵は私のコミュ力のなさが原因で話しかけてくることもなくなるんだけど…
だから、私は聞いた。いや、正直に言うことはないだろうけどね…
「な…んで、私と、話したい…の?」
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