3人が本棚に入れています
本棚に追加
焦る…。
やっぱりまた私を利用…
「でもでも、彩葉ちゃんと仲良くなりたいって思ったのは嘘じゃないから!」
少し慌てた様子で言う。
そんな態度じゃ…わかんないよ…
「なんかね、彩葉ちゃんさ、入学式の時から話しかけていいのかわかんないようなオーラ出てたからさ」
「え!?」
そうだったの!?
じゃあ、今まで誰も声かけてこなかったのはそのせい!?
「…初めて…知った…」
「あはは。だよねぇ。みんな言ってたんだよ。『西條さんと話したいけど話しかけられなぁい!』って」
「……!」
驚きで声が…出ない…!
多分今までもそうだった…んだよね?多分…
それで勇気を出して話しかけてくれた…!
れんかちゃんも、しぃちゃんも、くぅ君も…!
「あ…ありがとう…!」
「そんなのいいよ。それより、あっち行こ!」
笑顔で言って、指を差す。多分れんかちゃんの友達の方を。
私も混じっていいのかな…?
そう思っていたら、みんな話したがってたから!って言って私を引っ張っていく。
どうやら顔に出てたみたい…です…
最初のコメントを投稿しよう!