入学!

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焦る…。 やっぱりまた私を利用… 「でもでも、彩葉ちゃんと仲良くなりたいって思ったのは嘘じゃないから!」 少し慌てた様子で言う。 そんな態度じゃ…わかんないよ… 「なんかね、彩葉ちゃんさ、入学式の時から話しかけていいのかわかんないようなオーラ出てたからさ」 「え!?」 そうだったの!? じゃあ、今まで誰も声かけてこなかったのはそのせい!? 「…初めて…知った…」 「あはは。だよねぇ。みんな言ってたんだよ。『西條さんと話したいけど話しかけられなぁい!』って」 「……!」 驚きで声が…出ない…! 多分今までもそうだった…んだよね?多分… それで勇気を出して話しかけてくれた…! れんかちゃんも、しぃちゃんも、くぅ君も…! 「あ…ありがとう…!」 「そんなのいいよ。それより、あっち行こ!」 笑顔で言って、指を差す。多分れんかちゃんの友達の方を。 私も混じっていいのかな…? そう思っていたら、みんな話したがってたから!って言って私を引っ張っていく。 どうやら顔に出てたみたい…です…
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