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「こ…攻撃用?」
脂汗を流しながら聞く受付嬢。
だが俺も、それならそれで良かったんだがなぁ。
「どちらかと言えば…個人情報破壊用?
残留魔力を吸わせた魔法陣を発動させると…
残留魔力の持ち主の、現在の位置が分かる。
追跡用…かな…」
俺の戸惑った言葉に、受付嬢も沈黙。
「闇に封印しなさいソレ…マジでヤバいわよ?
正しい使い道なんて、迷宮入りしている犯罪者の、現在位置特定位じゃない。
悪用しようと思えば、いくらでも出来るわよ」
頭を抱えて呟く受付嬢。
…珍しく意見が一致したな…
俺は差し出されたエールを飲みながら、雑談に戻ったよ。
その後、寄生草を栽培して安定供給できるようにした事で、部位欠損による患者が激減したそうだ。
俺の開発した魔法陣は、100近いストックがあるんだが、面倒だから封印を決意。
目の前に患者が居れば、使用を考える事にした。
新種の魔草は30種は見つけたし…
新種の薬草は60種…
新種の鉱石は25種なんだが…
それらも同時封印を決めた。
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