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そこから数時間…
飲め!喰え!潰れそうなら復活しろ!という体に絶対に良くない騒ぎが続いた頃…
「!?」
俺はギルドの外の気配に驚いた。
いや、驚くなってのは、絶対に無理だろう。
俺はカルディネを連れて、ギルドの外に出た。
「な…何を………してるんです?
…………
……
…
………アテナさん………」
そこにはアテナさん。
横に男性が一名。
背後の人物は…ウインドルブムに疫神ディザスター!?
気付けば、横の男性の足元には1名更に居た。
って…足元の人…ミッドガルド!?
って事は…
俺の言葉にカルディネが視線を上げると、カルディネも夢の中で会ったアテナさんの姿に目を丸くしている。
「それに…お隣の方は、最高神様でしょうね」
俺はその場に跪いていた。
カルディネも状況が理解できたのか、俺に続いて跪いていた。
「カルディネ…アテナさんの横にみえるのが、最高神様だ。
その足置きになってるのが、最初にチョッカイをかけてきたミッドガルドさん。
今はオットマンに転職したらしい。
ミッドガルドさんの兄貴分で、背後に立つ青年がウインドルブムさんで、その横の好々爺が疫神ディザスターさん」
俺の説明に顔を引き攣らせるカルディネだが、俺もその気分だよ。
「おや、大した洞察力だね。
オットマンに気付いた上で、関係性を判断して私を最高神と見抜きましたか。
今日はこの世界で一番、私達に振り回されているだろう子の、結婚を祝いたくて来ました」
最高神様の言葉に、俺はどう反応して良いか判断に迷う。
「兄貴!水臭いですぜ!
ウインドルブムと呼び捨てて下さいよ。
それか、略してウインでも構いませんぜ!」
まぁ平常運転振りを見せてくれるのは、ウインドルブムさん。
相変わらず俺を、兄貴に仕立て上げたいらしい。
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