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そして美咲が私のことを自分の生まれ変わりだと信じ始めたとき、設置したオーディオがタイマーで再生を行った。
ただドアを叩く音を延々と。
私は彼女が怖がってくれればそれで良かった。
それがまさか恐怖に駆られて、窓から飛び出すとは思わなかった。
だが、罪の意識は感じない。
実際、私に大きな罪はない。
美咲が勝手に飛び降りただけだ。
そう、私の妹を死に追いやった女が勝手に一人でくたばっただけだ……。
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