第三夜

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「聡乃さん、すっごく可愛いです……」 殴られるかもしれないけれど、最近の悩みは、年下の美男子にこんな甘い台詞を吐かれること。 「っ、それは、言わない約束……っ」 露わになった胸が、彼の刻むリズムに合わせて、ゆたゆたと揺れている。 彼が与える惜しみない甘い想いが、繋がったところを通して、聡乃の中に入ってくる。 都琴が腰を揺らす。 それを聡乃が呑み込む。 それと同時に、ほら、また……。 「聡乃さん、可愛いです……っ」 「だからそれを言う……っンンッ……!!」 叱咤しようとするも、聡乃の内側が切ない嬌声を上げた。 跳ね上がる快楽と、締め付ける快感。 熱くなった肉壁の中で、太く逞しい幹が収縮が収まるのを待っている。 堪えて噛んだくちびるのまま、そっと目を開けた。 「……っ!!!」 開けた先に、快楽に震える都琴がいた。 それでも懸命に、果てたい衝動と戦っていた。 吐き出したい気持ちを堪え、何でも持っている恵まれているであろう男性の渾身の我慢。 まさかそんな姿を見て、身体が再び絶頂を迎えようとするとは。 数週間前の聡乃には、考えられない事実だった。 「……っ、聡乃、さん……っ」 「っっ!!!」 甘く苦しむ都琴の声に、ゾワゾワと背筋が震えた。 快楽が背筋を這い上がった。
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