第三夜

3/11

2353人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
────ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ……。 「……っ!?」 そんな快楽に背筋を震わせた瞬間、どこからともなく現実が返ってきて、聡乃は面食らった。 場所は一人暮らしのマンションの部屋。 ベッドからずり落ちた身体は床に雪崩れ、片足だけがベットに残っているという古典的な朝を迎えた。 「ゆ、夢……!?」 明るいブラウンの天井を見つめ、我が身に降りかかった事実を噛みしめる。 いつかはやるかもしれないと思っていたが、早々にやってしまった。 都琴に抱かれる夢を見て、そして案の定濡らしてしまった。 そして、内心悔いている。 夢の中でもイキたかった。 もう少し都琴を咥えておきたかった。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2353人が本棚に入れています
本棚に追加