0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
ゆとりを持って
ゆとり。
それは余裕、とも言えない独特のニュアンスを含んでいる。言語的には。今では、否定的は意味を含む言語として使用されている。
これだから、ゆとりは。
ゆとり世代かあ。
君、ゆとりだよね?
などなど。言われたい放題言われている。
この世界になんにも興味を示さず、適当な毎日を過ごしていた僕も、そんな「ゆとり」だ。
こうして、適当に遊ぶ金欲しさに見るからに個人経営で忙しそうもない本屋「ippuku」の店番を頬杖付きながらしているのも、
「いらっしゃい、ませ~。」
と適当な挨拶をしているのも全部ゆとりだからである。
最初のコメントを投稿しよう!