ゆとりを持って

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ゆとりを持って

ゆとり。 それは余裕、とも言えない独特のニュアンスを含んでいる。言語的には。今では、否定的は意味を含む言語として使用されている。 これだから、ゆとりは。 ゆとり世代かあ。 君、ゆとりだよね? などなど。言われたい放題言われている。 この世界になんにも興味を示さず、適当な毎日を過ごしていた僕も、そんな「ゆとり」だ。 こうして、適当に遊ぶ金欲しさに見るからに個人経営で忙しそうもない本屋「ippuku」の店番を頬杖付きながらしているのも、 「いらっしゃい、ませ~。」 と適当な挨拶をしているのも全部ゆとりだからである。
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