ゆとりを持って

2/3
前へ
/3ページ
次へ
まあ、そんな事はどーでもいい。 だってたった今、客が入ってきたからだ。ゆとりだから、コミュニケーションに関しては自信が全くない。ゆとりを理由にしているだけな気もするが、取り敢えず、緊張しているってこと。 だから僕は客の買い物で、想像することを思いついた。 今入ってきた客は、 大体40代の女性。見た感じが、母親な感じだ。雑誌コーナーに居ることから考えるに、子供が学校、夫が会社に行って暇な時間に読む主婦向けの雑誌を買いに来たと見た。 と、僕がどうしょうもない妄想をしているとその主婦仮にAは、雑誌コーナーを一瞥すると通過して、小説コーナーへ。 自分が読む小説を買いに…………だと、妄想としてつまらないので。そうだな…Aの夫もしくは子供の誕生日が近いから誕生日プレゼントだ!それなら妄想として申し分ない。 と、またどうしようもない妄想をしていると、手に取り微笑みを浮かべるA。これは、僕の予想的中と見た。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加