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「だいじょうぶ。少しみんなとちがう色だけど、あなたのその七色のからだは"虹"みたいで、とってもキレイでおかあさんはすごく好きよ」
七色イルカのおかあさんはいつもそう言ってニッコリ笑いながら七色イルカのせなかをやさしくなでてくれます。
でも、七色イルカは本当は知っているのです。
── 七色イルカが悪口をいわれるたびに、おかあさんがこっそり泣いているのを……
笑っていても、せなかをなでてくれるおかあさんのむなびれがふるえていることを……
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