本の王様

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「あんたが次に書いた物語をサイトの中で一等賞にしてあげます!これが一回だけの方のご褒美や!です。」  (です。)いらないから。 「無理やわ。読者の人たちが選ぶんやから。いいと思ったり、応援したいと思ったら、お星を投げるねんもん。私はヘタクソやから。」  ヘタクソだからこそ読んでもらえたら、星がもらえたら、嬉しくてドキドキするんだ。  上手に書けて星をいっぱいもらえるのも、もちろん嬉しいだろうけど。  それに・・・。 「ジャラジャラジャラジャラ パッパラ~!」  またドラムロール? 「ヘタクソなんは知ってる。そやから、次にあんたが書くのは、あれよあれよと筆が進む!あんたが考えたストーリーが、あんたの手で、最も魅力的で誰もが読みたくなる文体の文章で、あっという間に書きあがる。ほんで投稿したら、20万の星!あんたは一等賞になる。これがいっこ目な。」 20万、すごいな。 「ジャラジャラジャラジャラ パッパラ~!ふたつ目を発表します!永久的な方な。」
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