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天使爆誕のこと
家に帰ってから、何となく私はクリオネをネットで調べてみた。泳いでいるところの可愛らしさと、エサを食べるところの恐ろしさとのギャップは、まさに海咲ちゃんだった。同じページに書いてある紹介を読めば、何と流氷の天使という二つ名があるらしい。
天使、という表現もまた海咲ちゃんに相応しい。流氷、と言うよりは白餅だが。
「白餅の天使……」
呟いてみて、白餅を即座に削除することにした。
この日から、海咲ちゃんは私の中で天使と言うことになった。
その後、人生でも三本の指に入るほどの努力を重ね、私は海咲ちゃんの親友と言う立場をゲットして今に至るというわけである。もちろん、時が流れた現在でも天使と言う呼び名は私の中で続いている。
その由来については、言うまでもなくトップシークレット中のトップシークレットだ。
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