序章

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見上げると青い空が一面に広がり、目の前には青くキラキラと光っている海がどこまでも広がっている 海鳥が飛び交い、爽やかな風が気持ち良く吹いている そこには白い砂の敷きつめられた浜が広がっていて その砂浜の上に、 一人の水色のワンピースを着た少女が、 風にその黒く、優美な長い髪をなびかせ、悲しそうな目をして遠くを見つめ、 ただ立っていた ……誰かが来るのを待っているように… ……来てくれることを信じていた… ……約束したあの人がきてくれることを…
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