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本屋が潰れた後は、とり壊され、整骨院に変わっていた。
なんだか悲しかった。
潰れる前に、一度入っておけば良かったなと後悔した。
しかし、その本屋さんは、何となく入り辛かった。
と言うのも、いつも店頭には、少年コミック雑誌や青年雑誌や週刊誌が賑々しく並べられており、見るだけで辟易していたからだ。
それに店内は狭く、異様に薄暗く、まるでお化け屋敷のようだったし、店員も、まさに老夫婦で、いつも店内で座っていて、逆に客が入り辛い感じだったからだ。
実際に、客が入っていたところを見たことがなかった。
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