プロローグ

1/1
前へ
/263ページ
次へ

プロローグ

『俺とけっこんしてください!』 ランドセルを背負ったガキは、キラキラと純粋な眼差しで俺を見上げてそう言った。 『とてもキレイだから、おれのものになってください』 迷いなく、自信満々に言うその少年に俺は思わず笑って煙草を床に落とし、足で踏んだ。 『あー、まあいつかな。いつか法律が変わったらな』 誤魔化して逃げたけれど、まさかのまさか。 本当に10年後、法律が変わってしまうなんて誰が予想出来たのでしょうか――。 image=506224753.jpg
/263ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3429人が本棚に入れています
本棚に追加