八、イチャイチャ中ですが、喧嘩ってしますか?

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「おはよー」 目を開けると、覆いかぶさっている和葉さんがいた。 「え、え?」 「もう夕方だよ。俺たちいつまで寝てるの。あ、あっくんは一回起きて色々処理してくれてるか」  俺の身体の上で、和葉さんが笑顔で見下ろしてくる。 「お、起きて大丈夫なんですか!?」 「おー。あちこち痛いし、足は開いた感覚抜けないし、なんかまだ中にあっくんの息子が入ってる感覚あるけど、寝たおかげで元気だよ」 「そ、そうですか。じゃあご飯でも」 「じゃーん。見て、これ」 和葉さんが布団のようにかぶってひらひらさせているそれ。 それは昨日、撮影時に着ていたあの赤い着物だ。 「これに隠れて、――イチャイチャしちゃう?」 「良いんですか――って駄目です。駄目。和葉さんの身体の回復を」 俺が言い終わる前に、和葉さんが浴衣の裾をたくし上げ、下着を穿いていないそこを露出する。 「じゃーん。回復してます」 「そっちの回復ではなくて……」 「おいおい、俺の尻に当たっているものは、正直だぞ」
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