一、二回目のプロポーズは、強制でした。

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無視したかったが、俺は警官モノの凌辱官能小説を何冊も書くぐらい警察のあのストイックな制服が好きなんだ。 急いで髪を整え、香水を撒き散らし、鏡で笑顔を作りながら、数カ月ぶりに人の前に飛び出した。 「はい!」 「ああ、よかった。いたんですね」 警察官の制服ばかり見ながら、俺は精一杯微笑む。 「和葉さん、お迎えにあがりました。――結婚して下さい」
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