君に絡まる赤い糸

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  校則を無視したミルクティー色の髪。 雑誌で見かけるような派手なメイク。 スカルプチュアで盛られた遊園地みたいな賑やかな爪。スカートの丈はパンツが見えるんじゃないかってくらい短く、ダボッと裾が膨らんだカーディガンは見るからに男モノだ。 見た目から軽そうな穂波は、やはり俺の期待を裏切ることなく軽かった。 『あたし穂波ー!よろしくー』 出会って数分。 俺の前には穂波の作ったピースサインが堂々と掲げられる。 人懐っこく笑った穂波は、それこそ自分のバイオリズムを赤裸々に語るくらいには軽かった。
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