告白

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こう言ってしまうと、私の方が嫌な性格の子供だったように思われてしまうでしょうか? 違うんです。 根本的な、彼女のタチの悪さと言うんでしょうか… よく、彼女のお母さんは、彼女、仮にチエちゃんとしますね。 チエちゃんのお母さんは、チエちゃんとチエちゃんの妹と私の三人を連れて、自宅から車で30分程の場所にある大型スーパーに遊びに連れて行ってくれました。 チエちゃんのお母さんは、いつも身なりを綺麗にしていて笑顔の絶えない優しいお母さんだったように記憶しています。 私にも優しくしてくれていましたから、 「Mちゃん、お腹すいた?レストランに行こうか?」 と誘ってくれたり。 レストランのテーブル席に着き、メニューを決めるときに、チエちゃんは私をじっと見つめます。 チエちゃんはハンバーグオムライス、デザートにチョコレートパフェでした。 「Mは、ピザにする」 チエちゃんの眼差しが鋭くなります。 「へー、じゃあデザートいらないよね?いらないよね?」
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