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「嫌だ。興味ない」
政宗がばっさり切り捨てるから、俺は泣いてお願いする。
「政宗ー。何とかそこを頼むよー」
「嫌だ。そもそもそんなもん、引き受けるな。きっちり断ってこい」
「ううー……」
俺は蓮に視線を送る。
「蓮ー。お前は俺の味方だよなー?」
「俺もパス」
「え!?」
俺は目を丸くした。
「嘘!?蓮は断らないと思ってた」
「そういうぐいぐい来る子、タイプじゃないから」
蓮は当たり前のように言う。……ヤバい。完全にアウェーだ。俺はテーブルに手をついて頭を下げた。
「一回だけでいいから!お願いします!」
俺の態度に、政宗は首を捻る。
「なんで、そんなに必死なんだよ?」
「宮女とのコンパをセッティングしてもらってるから!」
「宮園女子大か」
「お嬢様学校だねー」
政宗と蓮が頷く。
「だから!会ってもらわないと困るんだって!」
「俺は困らない」
「俺も」
またばっさり切り捨てられた。俺は力なく項垂れる。
「なあー。協力してくれよー。友だちだろー?」
「面倒事を持ってくる奴は、友だちとは言わん」
政宗が面倒くさそうに言う。蓮も政宗に便乗した。
「そうそう。それに悠斗、彼女できても長続きしないじゃん。コンパしたって意味ないよ」
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