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ついでに外から鍵も閉めてみた。
応接間の中からは、話し声どころか物音一つしない。
どういう状況か頭がついてこず、間抜け面を晒して固まっているのであろう二人を想像し、扉の前で笑いを堪えていると、今度は突然、激しく扉が叩かれた。
「かかかかか神代きゅんっ! 今回も。今回もサブ霊能者としてお願いしますよぉぉぉっ」
「ちょぉぉっと! アンタ、ほんと、その性格直したら? 霊にしか優しくない男はモテないんだからねぇぇっ……ってか、ここ! ちょっとなんで扉が開かないのよぉっ!」
ドアノブをガチャガチャいわせて中で喚いている二人の様子に、とうとう堪え切れずに爆笑するが、すぐに何かを考えるような顔つきに変わった。
「化姫池ねぇ……まぁた厄介なところで……」
撮影現場の場所を聞き、小さく舌打ちする。
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