epilogue

11/12
前へ
/400ページ
次へ
 その間もずっと目の前の扉は壊される勢いで打ち鳴らされ、神代への罵詈雑言がエスカレートしていた。 「神代きゅんの鬼ぃっ! 悪魔っ!」 「冷酷男っ! こっちはお客よ! お客!」  こんなものは可愛いもの。 「ボンバーヘッドの中で虫飼っているんでしょ? 悔しかったら散髪してこいっ!」 「か、神代きゅんなんか、ポーカーフェイスを気取ったムッツリスケベのくせにぃっ!」  ここまでくると、単なる悪口以外のなにものでもない。  更には「おまえのかぁちゃんデーベーソー!」とまで言い出す始末。  いい加減、彼らの暴言にも飽きて(ムカついて)きたところで、日高が爆弾を落とした。
/400ページ

最初のコメントを投稿しよう!

262人が本棚に入れています
本棚に追加