第1章

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「上に家あるのか?」 幸成様が聞いてきた 「いえ、部屋だけです 大学時代に前オーナーから貸してもらって、今でも時々使わせて貰ってるだけです」 大学時代、休憩時間にスタッフルームで勉強していたら、狭く五月蠅くて集中出来ないだろということで、部屋を貸してくれた 今も1日の時の夜勤の時や夜勤の時、睡眠場所で使わせて貰ってる 「大学時代何してたの?」 唯様が聞いてきた 「学科は早目に終わらせて、資格を沢山取得しました 今思えば、こんなに要らなかったんですけどね(笑)」 すると、幸成様が期待の眼差しで聞いてきた 「何の資格あるんだ?」 「数学と科学の教員免許と公務員、危険物取扱、秘書、パソコン入力とかですね 他にもありますけど」 幸成様の眼が光る 「お願いがある ウチの学校の数学教師として臨時で働いてくれないか?」
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