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スサの一団は、
ハイビームライトで周りを照らしながら足を進めていく。
結構険しい道だが、
視界が良好なら、そんなに苦労すると言うほどでもない。
強いて言えばマリアが大変そうだが、
なんとかサルペドン達が彼女をフォローして、確実に未開の道を切り開いていた。
タケルは立ち止まって、
もう一人の女性を気に掛ける・・・。
「おい、ミィナ・・・だったよな?
お前、大丈夫か?」
そのミィナは、タケルの位置まで追いつくと、
ニヒッっと笑ってタケルの背中をバチンと叩く!
「うぁたっ!!」
「・・・なんてことねーよ、
あたしはハンターだって言ったろ?
密林だろうが砂漠だろうが岩場だろうが、この程度なんか屁でもねーっ!」
屁って・・・
お前・・・女だろ・・・っ!
ちなみにミィナは、
険しい地を歩きづらい民族衣装を脱いでいる。
マリアさんと相談して、スサのスタイルに合わせたユニフォームに着替えたのだ。
ゆったり気味のトップスに白のショートパンツ姿は、もはや少数民族の娘には見えない。
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