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「我らが王、ゼウス様と・・・
そちらにおわす冥界の支配者ハデス様は最後まで・・・
むしろ無事なお姿で地上に舞い降りる光景が視えました。」
「ふ・・・ならば、何を気に病む必要がある?」
「一度、大怪我をなさるからです・・・。」
「それだけでも大きな驚きだ、
この私やハデスまでもが戦いの場に赴くことになると言うのか?」
「そこまで敵の力は強大です・・・。
時には私の眼にもその姿が視えなくなるほど・・・。」
「待つがよい、
先ほどの言い回しだと、我らオリオン神群の中に犠牲者でもでるのか?」
「そ・・・それは・・・。」
「いや、いい。
確かに仲間の士気にかかわるからな・・・。
だが勝つのは・・・。」
「私めに見えたのは勝ち負けではなく・・・単なる結果・・・。
ゼウス様、ハデス様、多くの神々は生き残り、
そして・・・我らに仇なす者たち・・・
彼らアトランティスの末裔たちで、最後まで生き延びれるのはただ一人・・・。」
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