はじまり…はオンラインゲームの中で?

3/10
前へ
/15ページ
次へ
やっとこ街に着いた。 「どんだけ歩けば良いのやら…」 とブーブー亭の真ん前まで来た所だった。 「どこのモンや!喧嘩売っとんのか!我!」 とガタイの良いおっさん…じゃなくお兄さん達二人が取っ組み合いをして居た。 「此処に用があって来たんや!オメェこそ何なんだ!」 と突っ掛かる。 「俺も用があってきたんや!ぶつかったのに謝れ!」 とケンカ越しに言い争いしてる脇をスルーしながらが中に入った。 「すみません。この手紙貰った者ですか、グラーシーさんは居ますか?」 とカウンター前に居る女の人?に声を掛けると、 「私がグラーシーです。」 とニッコリ笑顔の素敵な女性でした。 「コチラで説明するので付いてきて下さい。」 と言うと2階に案内された。 未だ男二人がで取っ組み合いになり大暴れしていたが横目にスルーしていた。 「いつもあんな感じなんですか?」 と質問してみると… 「酔っ払いは必ず始めちゃうのよ…ごめんね。」 申し訳なさそうに返答。 「姉さん!後何人位来る?」 と部屋のドアが開いたと思ったら、ひょっこり顔を出してグラーシーさんに聞いてきた。 「後5人位かな?一応人数は加減したんだけど…上手く逝かなくって?」 と困った顔で応えた。 「その子は?」 「この子もその一人だから後4人になるわね。」 とドア越しのやり取り…が暫く続いて、 「…忘れてたわこっちに入って待っててね。少し時間かかると思うから何か食べる?」 と席に案内され座った。 「お腹ペコペコだったんでお願いします。」 丁度夕飯前だったので食べそびれていた事に今更ながら気付いた。 「じゃあ待っててね~♪」 と言うとアッという間に下の厨房に行ってしまった。 「アンタ名前は?」 とさっきの子から名前を聞かれた。 「花畑…」 と短く言うと 「頭の中大丈夫?」 言われてしまった。 「普通に大丈夫だよ?そう言えば、森の中ってモンスター居ないの?」 と話を変えたつもりが 「普通は出るぞ?モンキーやらピンク色のパンダには気を付けろよ!かなり危険…」 何で襲われなかった?とまで首を傾けて不思議がる。 「虫よけ…みたいなのが在るのかな?」 と少し不安がる。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加