5人が本棚に入れています
本棚に追加
治療が終わり、ブーブー亭に居た殆どが助かっていた。
「変な邪魔が入ってしまって、本題が話せてなかったわね。」と申し訳なさそうに、皆の顔を見るグラーシーさん。
「悪いのは爆弾投げ入れた輩だ!」とマグロさんが言うと周りは『そうだ!そうだ!』と言う声がした。
「そろそろ、本題に入ってくれると有り難い。」
と蝦夷熊猫が言うと、
「そうね。本題はここに預かった魔石を隣町の鳳凰堂に届ける予定だったの。」
と顔が暗くなった…
「さっきの爆弾の騒ぎに乗じて持って行かれたの…」と真っ青になっていた…
二等親になって慌てていた…(oωo;≡;oωo )
「落ち着いて下さい。取り敢えず魔石をどれたけかき集められるかが、鍵ですね。」
とどれどれフムフムと熊猫が言うと、周りはぎょっとした…
(熊猫が真面目な事言ってる(((((Σ(≡ω≡ノ)ノサササッ)
「そうね…魔石200個殆ど…入ってたんだけど…集まってもそんなに数は行かないわ…」
と考え込んでいた。
「200個ね…あのさ、山の中の洞窟内に確かあった筈…今いる人で行くしかないよね?」
とエミリーが言うと、周りは頷き次の行動が決まる。
麻の袋大きめを5枚鞄に入れると、マグロさん、ヨッさん、エミリー、蝦夷熊猫、花畑の五人で山の洞窟に出発をした。
帰宅する時間が迫って来ていたのだ。
「飛んでいきますよ!呪文使え…」と蝦夷熊猫が言い掛けると花畑が口を開く。
「飛べないよぅΣ(゚д゚|||)」
とビックリした顔で言う。
「習得してなかったん?花ちゃん…」とマグロさんが更にビックリした顔で言った。
「花ちゃんは、私の背中におぶるよ…」
と蝦夷熊猫が言う。
花畑は熊猫の背中に乗ると皆で空を飛んで山の洞窟を目指した。
入り口迄飛んだ後、一休みしたのち先を急ぐ事にした。
「ライトや!」とマグロさんが言って付けると周りが明るくなった。
「こういう時、ドンさん居てくれると助かったんだがな…」
とヨッさんがボソって言った。
「ドンさんって?」と花畑が聞くと、
「いざっていう時の大黒柱や!居てくれると安心するんだよ…食べ物が増える的な(*´人`*)」
「へぇ~そうなんだ♪」とちょっとホッとした。
「何喋ってるんです?先進みますよ!」
と何故か張切って陣取ってる蝦夷熊猫だった。
最初のコメントを投稿しよう!