本屋さん一肌脱ぐ

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 引きこもりである読子にとって、値段よりもこういう他人の手作りが恋しい。  良いものは金を出せば通販で揃えられても、引きこもっていては手に入らないモノはたくさんあるのだ。  うれしさのあまり抱きついた読子は、くれはの大事なところをイタズラしていた。  この夜くれはは人魚書店にお泊まりしたのだが、彼女の貞操が無事であったかは本人と読子のみぞ知ることである。
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