さぁ！僕らの恋をはじめよう！

01.憂鬱

私、最近学校が憂鬱なんです。

私は1人でいい。誰とも関わらず静かに安定した学校生活を送っていたい。なのに、この前の席替えで私の静かな学校生活は壊された。主に隣の席のこいつのせいで！
いつもより重く感じる教室のドアを開き自分の席に着こうとしたら座れない。なぜなら人が集まりすぎて、と言うか私の席に誰か座っているし！どいて欲しい、しかしそんなことは言えない。あたふたしているとあいつがこっちへ顔をむけた。
「おはよー！高宮もこっちで一緒に話さねー？」「いいです。話しません。それより、私は席に座りたいんですが」すると、私の席に座っていたえーっと名前は分かりませんが、男子がどいてくれました。「ねぇねぇ！高宮はどう思うー？」突然話しかけられて驚く私をよそに皆の視線が私へ集まる。やめてほしい。これだから、お友達とかいうやつは嫌なんだ。「なんの話ですか。私は話には入りないとさっき言ったじゃないですか。」ハッとする。嫌だったからと言って場の空気を冷やしてしまった。「あ、ごめんな！ほら、皆ももうせんせー来たし後でな」人が引いていき、HRが始まった。
やってしまった。流石にあれは不味かったと思い謝ることを決めた。