第2話 玉の輿じゃないかな?

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「気にしてないからいいよ」 言葉通り、尚一郎は怒るどころか穏やかに笑ってる。 いきなり、会社の命運をかけて姉が無理矢理結婚させられた相手、となれば洋太が納得したくないのも理解できる。 しかし、朋香は洋太が尚一郎の見た目で差別したことを怒っていた。 尚一郎がハーフに生まれたことも、この容姿だって、尚一郎に責任があるわけじゃない。 「でも」 「よくあることだから」 静かに笑う尚一郎に朋香は複雑な思いだった。 「じゃあ、私、行くね。 たまには帰……れると思うから」 部屋の外から声をかけても、洋太は出てこない。 はぁっ、ため息をついて背を向けるとドアが開いた。 「これ」

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