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本棚に追加「気にしてないからいいよ」
言葉通り、尚一郎は怒るどころか穏やかに笑ってる。
いきなり、会社の命運をかけて姉が無理矢理結婚させられた相手、となれば洋太が納得したくないのも理解できる。
しかし、朋香は洋太が尚一郎の見た目で差別したことを怒っていた。
尚一郎がハーフに生まれたことも、この容姿だって、尚一郎に責任があるわけじゃない。
「でも」
「よくあることだから」
静かに笑う尚一郎に朋香は複雑な思いだった。
「じゃあ、私、行くね。
たまには帰……れると思うから」
部屋の外から声をかけても、洋太は出てこない。
はぁっ、ため息をついて背を向けるとドアが開いた。
「これ」

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