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「瑞恵はさ、すごく可愛らしいから、男の子たちはみーんな瑞恵を好きになっちゃうよね。私もそうだったからわかるわ」
私が可愛いと言われるなら、風香は美人だと言われるタイプ。
「だからこそ、自分の方を向かない男の子がいるとこっちを向かせたくなっちゃうんじゃない？」
そんなことない、そう思った。
「偶然だよ！！偶然！！」
風香には、彼氏がいた。
こんな言い方申し訳ないけれど、普通の男の子。
いや、むしろ地味な感じ。
「ならいいんだけどさ。それだと幸せになれないから...」
そうだよ。
それだと、私幸せになれないじゃん。
だけど...
私が次に好きになった人は...
私や風香の同期で、真面目を絵に書いたような女の子を好きになって。
振り向いてもらえないのに一生懸命アプローチして。
それでやっと振り向いてもらえた男の子だった。
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