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彼女のことなんて、正直、忘れていた。
高校生のときも、大学生のときも、社会人になってからも。
それなりに、彼女だっていたし。
だけど...
こんなかたちで再会することができるなんて。
あの頃から14年。
大人にはなっているものの、かわっていない彼女。
彼女にやっぱり俺はどこかドキドキしてしまう。
そんな彼女との突然の再会に...
何を思ったか俺は、彼女のことを覚えていないふりをしてしまった。
...何やってんだろ、俺。
でも、それでもなんとか彼女と食事に行けて。
だけど、2人きりじゃなくて同級生の晴人くんと3人で。
当時からずっとだけど...
晴人、七海と親しげに呼び合う2人。
そんな2人に...
俺は嫉妬した。
2人は同じ会社に勤めて、普段から仲良くしているようだ。
...晴人くんは昔からずっとかっこいいな。
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