ホオズキ

16/34
前へ
/1023ページ
次へ
「俺は友紀さえいれば何もいらなかったのに」 今日は、会社の後輩湯川と、事務の小嶋 沙夜子(コジマサヨコ)と3人で飲みにきている。 飲みにきていると言っても飲めない俺が飲んでいるのはジンジャエールだけど。 「間宮さんって本当に奥さん大好きでよね」 湯川は直接の後輩で、よく一緒に飲みに行っていて。 仲いいから、俺の愚痴も悩みも全部知っている。 「へぇ…間宮次長の奥さんってそんなにきれいなんですか?」 問題は今日はなぜか彼女がいることだ。 「きれいとか可愛いとかで言えば、小嶋さんの方がずっと上だと思うよ」 彼女、小嶋さんは俺らの事務を担当してくれていて。 俺と湯川が今日飲みに行こうと話していたら、私もご一緒させてもらえませんか?と参加してきた。 小嶋さんは、可愛らしい子で。 目がくりっとしていて、口が色っぽくて。 ちっちゃいのに胸が大きい。 一言で言えば、モテそうな子だ。
/1023ページ

最初のコメントを投稿しよう!

184人が本棚に入れています
本棚に追加