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兄には、奥さんがいて。
その子供が２人。
私の甥っ子と姪っ子にあたる子がいる。
つまり、私の両親にとって、お腹の子供は初孫なわけではないわけで。
それでも、こんなに喜んでくれる。
初孫のお義母さんは、きっともっと喜んでくれるだろう。
そう思ったら…
話してみてもいいんじゃないか。
そう思った。
「蒼汰。お義母さんにも話そうか」
実家からの帰り道。
そう打ち明ける。
それまで、お義母さんには安定期に入るまで言わない予定だった。
だけど…
「いいのか？無理しなくてもいいんだよ」
でも、それはあんまりな気がしてきた。
言葉は嫌味で、私はその言葉に追い詰められた。
でも、それでも。
お義母さんだって、孫を望んでの言葉だ。
…それを笑って許すことはやっぱりできないけれど。
「大丈夫。ただ、まだ確実ではないことはきちんと話してね」
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