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堂々と言ったら、後ろからHIROさんに殴られた。
それも思いっきり殴られた。
いてぇ。
この人は華子さんのことを持ち出されると全然冷静でいられない人だからなぁ。
「…それもそうね」
でも、華子さんは納得してくれたようだ。
「それに、他の人にあげる予定だったものを急遽奏子にあげるのは無理ですよ」
あれは、奏子にしかあげられないものなんだから。
「ん?どういうことよ」
華子さんが不思議そうな顔をしているけど。
「とりあえず疑いは晴れましたよね?あとは奏子の誕生日まで待ってください」
言えるわけがない。
プレゼントは指輪だから、奏子にあわせて作ってもらってる、だなんて。
その指輪の内側にはY to Kの文字が彫ってある、だなんて。
言えるわけがない。
「まぁ、泣かせないならいいわ」
とりあえず、疑いは晴れたようだ。
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