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「優恵ちゃん、そろそろ泣き止んでよ」
先月、優恵ちゃんは大学を卒業して。
今日は晴れて、俺らの結婚式だ。
「だってー、、、一也くんと結婚できるの嬉しくて嬉しくて」
本当は、俺は新郎控え室で準備をして。
優恵ちゃんは、ここ、新婦控え室で準備をして。
あとで対面する予定だったんだけど。
さっき、俺はここに呼ばれて。
なんでも、優恵ちゃんがすでに感動して泣きすぎて。
メイクができないからと。
「...それは嬉しいんだけどさ、優恵ちゃん。これから、いろんな幸せなことたくさんあるんだからさ。笑ってよ」
感動しすぎて泣きすぎるなんて...
可愛すぎるだろ、優恵ちゃん。
「...うん。あのね、一也くん。私と結婚してくれて、ありがとう」
泣きながらそう言う優恵ちゃんは...
「私の幼稚園の頃からの将来の夢なんだよ、一也くんのお嫁さん」
可愛すぎて、俺まで泣きそうになったのは、内緒。
スターチス『かわらぬ心』
END
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