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「……」
これ、触ったら爆発とかせんよな?そういうのいらんからな?
ジリジリと近づき、そーっと屈み、チョンと触れて、サッと頭を抱えても爆発しない。
「……安全!」
害無しとわかってナイフを掴む。
平たい場所を探して息絶えた魚を置いて頭を切断!
『ゴリッ』て音したけど気にしない!うろ覚えのやり方でなんとか捌けた。
「岩がすべすべやったな」
砂もない平たい岩、あるんやねぇ。
血は舐めたら甘かったからそのままにした。見た目だけ見ると若干グロテスク。
「フグ以外は刺身にしても平気やろ」
一つ口に入れてモグモグ……うん美味い。
「なんていう魚何やろうねぇ」
「ワフッ」
「んん、すまにゃー」
ワンコにも刺身を上げよう、後で下痢になるか不安やけど、少量なら大丈夫やし。
「あい」
手であげるとハグハグ食べるワンコ。
3切れあげて「おしまい」言うとなぜかブスーとされた。
「ワンコ魚食べて病気になっても知らんよ?」と言っても機嫌治らず。
ワンコには途中で取ったリンゴに似た木の実をあげ、残りの刺身はウチが食べる、そしてちょうどいい高さの岩に寝転がって寝ることにした。
おやすみー。
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