当日

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「“○○の文化祭” ○○には漢字2文字です! 12時までに投函してください。 15時に正解と正解者の発表があります。 正解者多数の場合は抽選となります。 17時までに交換に来てください。 奮ってご応募ください。 ヒントは体験コーナーです!」 マナは同じ数字を書いた紙の1つに“折紙”と書いて投函した。 もう1つの紙は引換券らしい。 マナは一旦家に戻り、再び公民館へ訪れた。 サークルの作品が飾られた大会議室にみんな集まっていた。 館長さんがマイクを持って入ってきた。 挨拶やお礼の言葉の後に発表になった。 「発表! テーマは“妄想”でした! プレゼントは体験コーナーで使ったCDです」 そんなの要らんわ!! それはそれはブーイングの嵐だった。 マナは大会議室から出て階段に座って手を握り締め顔を伏せて、作者さんに謝っていた。 あぁ、原作は純粋なホラーなのにゴメンナサイ…… と、その時、人の気配を感じた。 マナは顔を上げ振り向いた。 折り紙を持ったあの男性がマナの横に座って微笑んでいた……
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