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マナが大河と入籍し東京に来て間もない頃は慣れない家事に追われていたが、それも漸く落ち着きはじめた。
マナは午前中は携帯小説を楽しみ、午後は地域を散策する日々で、そろそろ仕事を探そうと思っていた。
そんな時、たまたま見た公民館の掲示板で“第1回、○○の文化祭”が開かれることを知った。
○○と何故伏せ字にしたんだろう?
マナは暇なこともあり、公民館の中へ訊きに入った。
職員さんが丁寧に説明してくれた。
マナがここへ住む1年前から公民館の会議室で地域のコミュニケーションの場として、“○○のカフェ”を月に1回催していた。
利用者は高齢者だけと思っていたが意外にも小中学校の掲示板に貼られたことで幅広い年齢層が訪れていた。
スイーツ、カットフルーツ、ドリンク等全て1つ100円と安価で、夏はクーラーも効いて快適でゲーム機を持ってくる子ども達もいて毎回盛況だった。
もちろん10代後半から20代は少なかったが……
その延長で公民館で行われているサークルの発表会をするとのことだった。
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