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マタ会イマセウ
被害者は江藤健一、26歳。死後から日は浅いようだが、その様相は酷い有様だ。
頭部を強打されたらしく、黒髪が血で濡れている。だが、致命傷ではなかったようだ。血が引きずったような跡を作っていることから、犯人から逃げようとして、僅かでも体を引きずったのではないだろうか。
その後に致命傷が与えられたと思われるが、背中には何度も刺された跡がある。凶器は、被害者の横に転がっている出刃包丁か。血がべっとりと付着していて、あからさまではあるものの、傷口と刃幅が一致する。これに間違いないだろう。
頭部の方はなにで強打されたのか。ここに凶器らしいものがないということは、犯人は最初から鈍器を携帯していたのでは? それでは致命傷を与えられず、凶器を切り替えた?
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