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私はかなりあやしいお客なんじゃないかと思う。
ひたすらガラスの向こうを眺めているなんて。
1時間くらい経つと、もう居心地が悪くてしょうがなかった。
ここに来たことを後悔し始めていると、真澄からメッセージが届く。
『どう?様子は』
真澄も心配してくれているのだろう。
降りてくるであろうエレベーターが見えるカフェにいること、まだ特に何もないことを伝えた。
『そっか。健闘を祈る!』
あぁ。
励ましにも何にもならない。
そうして、再びガラスの向こうに視線を移したときだった。
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