雑に生きたい異世界生活

NEXT WORLD

◇◇◇

「ゆーっし、こんなもんで良いか」

　俺は目の前の魔法陣を見下ろしながらうんうんと頷く。

　これはとある魔術師たちが願望器を争奪するための使い魔を呼ぶための魔法陣。ぶっちゃけ運命の召喚陣デスハイ。

　何か家の蔵にそれっぽい古ぼけた書物があったからそれを参考にして作ってみた。厨二病って怖いねｗｗ

「んじゃ行きますかー『ハイ、君昇天決定～～～』ホワッ――――――！！？」

　何か変な声が――――！！！？

　次の瞬間、俺の視界は暗転し――――――魔法陣に倒れ込んだ。