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「#B119? これが。」
「これじゃbleuじゃない。azurだ。とても
地中海の海の色じゃない。」
「やり直し?」
「当たり前だ。今回はすべて俺が現場で
確認させてもらう。その為に帰って
来たんだ。」
「…わかった。」
三階でエレベータを降りると、廊下の
向こうの企画部から女性の楽しそうな
話し声が聞こえて来た。
浩也はまず営業部のフロアへ行き、出勤
していた社員に挨拶した。部長の大石を
探したが、いなかった。浩也はそのまま
企画部へ向かった。
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