La Vie en Rose 1

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「石黒。」 「は~い。」 「もう一度話を聞くぞ。西村、記録して くれ。」 既に打ち合わせ用のノートを手にしている 黎は黙って頷いた。 「昨日言った通りですよ。」 「指示書を製造部に回した後でAZULから 電話があったんだな。」 「はい。」 「いつだ。」 「えっと、指示書をFAXしてからだから、 六月の中旬です。」 「何て言われたんだ。」 「麻は海の色だから注意して、と。」
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