La Vie en Rose 1

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旗色が悪くなってから一言も発しなく なったありさは無言のまま一礼して部屋を 出て行った。離れた場所でドアが閉まる 音が響いた。 「あーあ。今頃泣いてるわよ。」 「構うもんか。俺は女に泣かれたって 一向に困らない。」 「西島くんは大勢の女の子を泣かせて来た もんね。」 「そういう問題じゃない。」 浩也は気色ばんだ。 「そんな怖い顔しないでよ。今日はもう 終わりでしょ。部長は来てないし、工場も 誰もいないし。」 「そうだな。」
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