1人が本棚に入れています
本棚に追加
陵のトロンとした瞳を見ていると欲望の焔が点いた。大事にしたいのに滅茶苦茶にしたい気持ちが攻めぎ合う。
互いにキスに溺れながら躰を弄り合い、俺は陵の服の隙間から手を入れ腹を撫でる。
敏感になっているのか、びくンっと波打つ肢体に更に気持ちははやる。
俺自身を陵の奥に沈めたい欲望が鎌をもたげる。
とどまらない気持ちは十代のようにはやり、口内を侵して舌を吸い上げる。
その間も、俺の手は秘部へと下りていく。
下着の上から割れ目をなぞると愛らしい口から嗚咽が漏れ、それがより一層俺を煽る。
キスをやめて陵を見つめる。
「気持ちいい?」
「ぅん。気持ちいぃ…どうにかなりそうだよぅ。」
やや虚ろな瞳で俺を煽る言葉を吐く唇。聞くんじゃなかったと後悔する俺はもう陵に溺れているのかもしれない。
ぬるま湯な状態を続けたいのは本音だが、陵とどうにかなりたいと心の何処かで願っていたのかもしれない。こんなに欲するんだから。
大事だから踏み込めないものがあったのか、タガの外れた今の俺には理解できないでいた。
キスに溺れ、早く一つになりたいと欲し愛撫を続け
「ぅンっっ。ミ…ナト…。んァっ。…ァ。ミナト…欲し…いっ」
「あぁ、今あげる。沢山俺を感じればいい。」
「うん。」
俺はニヤついていたに違いない。
今までの女と違って陵とは身体の相性が良いのか入れただけで達しそうになった。
気持ちの上でもとても気持ちがいい。
良すぎて腰が止まらない。
「…。ん。ん。陵っ。りょ…う。気持ちいい。お前ん中最高。良すぎてもういきそう。」
最初のコメントを投稿しよう!